参上ルルのブログ

映画を観て思ったことを徒然と。

情熱!熱風!ラプソディっしょ!

『RRR』1920年代の大英帝国の圧政下にあったインド。

民衆の中から立ち上がった二人の英雄が繰り広げる壮大な(すぎる)ロマン活劇。

 

快晴のクリスマスイブの良き日に、体調も万全。いざ行かん『RRR』!

ラージャマウリ監督の前作『バーフバリ』で、応援上映に駆け付けタンバリンを振るまでにすっかり心酔した身としては、「楽しみ」90の「次回作でガッカリの怖さ」10の新作だ。

結果から言ってしまえば、ラージャ監督に間違いなし。期待のさらにさらに上を行く傑作だった。

ブラボー!

コロナで沈黙した世の中が動き出そうとしてしている今を祝福するような、神が遣わされた福音映画と称したい。

 

冒頭3分の今回のキーパーソンの少女マッリが連れ去られるシーケンスで、スクリーンから客席に早くも第一波の圧倒圧が到来。

「ここはまさに序の口なので、みなさん身体を慣らしましょう」との制作側の意図を確かに受け取った。

そこからは、息もつかせぬ怒涛の圧巻ショーで、親友となったイケメンのラーマと愛嬌ボーイであるビームが、運命の悪戯で雌雄を決する天王山にあっという間に到達。

今回さらに3時間の体感時間がなんと短いことよ!と驚いたところで、「inteRRRval」の黒画面中断。

・・・流石に3時間はまだ経ってなかったけれど、これで中盤て!これ以上どうするんだー!

 

しかし、わたしなぞの心配は、全くの杞憂に終わり、後半に入ってから驚きも興奮もますます加速していき最後までドキドキ右肩上がりのまま堂々完結。

見どころは、

心と身体の強靭っぷりが生む常識をぶち破るバトル、

ゴリマッチョ二人のイチャイチャ、

乱れ飛ぶ獣、

発破された爆発全て、

シンクロ高速ダンス、

秘技・合体肩車(最終格闘形態)等々、

挙げたらキリがない。

もう満腹っす。至高の濃ゆいわんこそばを出されるがままに自分の限界を超えていただきました。

 

ちなみに何より一番良かったのは、エンドロールでダンスをたっぷり見せてくれた後の客席にあった。

明るくなると同時に、観客の興奮に上ずった声が至る所で弾けた。

映画館のとっても幸せな光景。

 

AI先生が描いた「二人のマッチョなインド人のイラスト」。I created this art by AI Picasso #aipicasso