参上ルルのブログ

映画を観て思ったことを徒然と。

2022-01-01から1年間の記事一覧

情熱!熱風!ラプソディっしょ!

『RRR』1920年代の大英帝国の圧政下にあったインド。 民衆の中から立ち上がった二人の英雄が繰り広げる壮大な(すぎる)ロマン活劇。 快晴のクリスマスイブの良き日に、体調も万全。いざ行かん『RRR』! ラージャマウリ監督の前作『バーフバリ』で、応援上映…

サクラに涙はよく似合う

『ある男』平野啓一郎原作。亡くなった夫は、戸籍の人物とは別人だった。果たして、男は一体何者だったのか。 映画冒頭。安藤サクラの初登場シーンから。 田舎の小さい文房具屋で、お客もおらずやることもないので商品棚を整理している。 演技をしているのが…

ザリガニが鳴くところってどこですか?

『サリガニの鳴くところ』1969年のノースカロライナの湿地帯で起きた殺人事件。 沼地の奥の誰も行かないところに生まれ育った孤独で美しいカイアが容疑者となった。 6歳でたった一人での生活を余儀なくされたカイアは、一度小学校に行ってみるも身なりや無知…

シン・サラリーマン

『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』何度も繰り返す10月23日週。 小さい職場を舞台に、気づいた者からその週のクリアの仕方がどんどんバージョンアップしていく。 ただし、部長がタイムループを認めないことには、永遠に抜けられ…

万引きしなくったって家族になれる

『1640日の家族』1640日は里子を引き取って、結果的に引き離されるまでの期間。 4年半愛を注いだ里子と家族の物語。フランス映画。 フランス人は生命体として強い。 子ども部屋を二つに分割する必要があるとなれば、自分で天井に梁を渡して壁を買ってきて打…

女王ですが、なにか

『エリザベス 女王陛下の微笑み』ー プラチナ・ジュビリー、そして間をおかずして突然の逝去と今年の顔となったエリザベス女王のドキュメンタリー。 この映画の前に、Netflixの『ザ・クラウン』のシーズン4までを観終わっていたのだけれど、女王の20代と中年…

みんなみんな生きているんだ、友達なんだ

『LAMB/ラム』はラム肉のラムであり、メリーさんの羊の羊のことです。 こんな明るいうちから寝ちゃうの?と戸惑ったのはアイスランドの白夜のせい。 ゴツゴツした岩肌が覆う荘厳な山と、色の薄い空とその下に広がる色の薄い草しかない荒涼とした自然。 毎日…

夢の超特急。たまに鈍行

『ブレットトレイン』。伊坂幸太郎の原作をブラッド・ピット、真田広之ら豪華キャストによってハリウッド映画化。 外国から見る日本の描き方って、色彩が強調されたネオンの街並みに意思疎通ができない東洋人の国というのがオーソドックスだと思うのだけれど…

化粧下手?薄眉女に御用心

『ゴッドファーザー』が50周年と銘打って、4Kで3部作上映されていたので、3連休は朝から血生臭い3時間のモーニングルーティン。 3日目に劇場を出るときは、自然と周囲を警戒しながら小走りで階段を降りたわよ。 馬の生首ベッドインとか、じいちゃん臨終の場…

時をかけるトム・クルーズ

永遠の青春スター、トム・クルーズ。『トップガンマーヴェリック』で映画の歴代興行ランキングを破竹の勢いで駆け上がり中だ。 コロナ脳の私は、あまりの盛況ぶりにしばらく様子見したが、そろそろよかろうと轟音上映にて鑑賞。 さすがトム。やっぱりトム。…