『ゴッドファーザー』が50周年と銘打って、4Kで3部作上映されていたので、3連休は朝から血生臭い3時間のモーニングルーティン。
3日目に劇場を出るときは、自然と周囲を警戒しながら小走りで階段を降りたわよ。
馬の生首ベッドインとか、じいちゃん臨終の場でキャッキャッはしゃぐ子どもとか、部分部分で覚えてるシーンはあったけれど、なるほどこういうドラマであったか。
名作たるもの、鑑賞者が熟すのを待っているのだなあ。
さて、女性陣営から非難100%間違いなしのマイケルの最初の結婚。
身を潜めたシチリアで会ったローカル女子に一目で「雷に撃たれて」、速攻結婚しちゃうんだけれど、「その場のメンズ全員が『むしゃぶりつきたくなる』いい女」。
ほんとに??
ドラマが進んでいってもしばしひっかかっておりました。
元カノというか、今カノでN.Yに待たせているダイアン・キートンの方が何倍も良いではないですか。
ブロンドで明るい瞳で、往年のメグ・ライアンを綺麗にした感じ。
笑顔が輝いている。
それに比べるとシチリア娘は、褐色の肌と豊かな黒髪は良しとして、三白眼に近い小さい瞳と、化粧し忘れたような薄眉毛にむっちりとした頬と大きな口。
女子軍団で楽しく帰り道にあって、カメラがフォーカスするからキーパーソンと分かるものの、普通に道ですれ違ったら“もさっ“とした目立たない純朴ちゃんだ。
ところが、この女子。
見られていると分かった瞬間、右に小首を傾げ、顔の反対側に影を落としつつ、上目遣いにニヤッ。
これか!?これなのか!!
このキメ顔に殿方はグッとくるんだろうか。
思わず「怖っ」と引き攣ってしまうんですが…!
色気とは、普段擬態を決め込むハンターが獲物に照準を定めたトリガーと見たり。
以上、フェロモンカースト下層からの遠吠えでした。